選挙に行って,みんなでハッピーになろう!

政治とはなんぞや

さて,7月21日には参議院選挙が控えている.どんな日かと言うと,僕たちの住む日本という国を,どんな仕組みで動かすのか決めている人たちを,僕たちの票によって決める日である.

今,いろんなところで政治家が政治運動を行っており,我らが北海道にも7月15日安倍首相が来て演説をしていた.

 

しかしだ,どういうわけか,テレビをつけても大した選挙については報じられていない.それどころかいつも通り,日本のテレビ局はバラエティ番組,ニュースにしても全然関係ない内容が多い.あたかも,政治のことは霞が関の人たちが決めることであって,私たちには関係ないといった雰囲気.良くも悪くも,全然人々にメディアが影響を与えていない.

 

この状況をどう捉えるかは人それぞれでいい.ただ,僕は「このままでいいの?日本」と思っているし,このままなら将来住むことがとても難しい国なんじゃないかと思っている.これが本音だ.

 

今回書くことはあくまで僕の意見だから,これを読んだ人が少しでも政治や選挙について考えてくれればいいと勝手に思っている.


若者がなぜ選挙に行かないのか.

現在,18歳から選挙に参加することができるようになった.これは制度として素晴らしい.なぜなら,前よりも早く国のことに国民が参加できるようになったのだから.しかし,18歳から30歳までの投票率はわずか30パーセントくらいだと聞いた.

 

これはなぜだろうか.

 

ドイツでは,何かあると道端で大量の学生がデモを起こしている光景を見た.学校としてもそれを許容しているという.学生もそれに対してみんなが本気ということではないが,ふざけながらも自分たちの主張を述べていた.

また,ドイツに住む10歳くらいの子どもたちが,「安倍首相は〇〇だ!」「トランプは〜〜だ!」などと言っていたし,中学生に,「日本では天皇が変わって若くなったんでしょ?」などと話しかけられることがあった.

 

彼らはそういうことに興味を持っているし,おそらく友達同士でも話しているのだろう.

 

そして最近,スウェーデンの子どもたちがどれくらい選挙に興味を持っているかという記事を読んだのだが,中高生が学校で,本当の政党の名前,候補者の名前で,本当の選挙の前に投票をするらしい.そして,その学校での選挙は,本当の選挙の後に開票されるそうだ.そのために,候補者の公約を読んで考える時間もあるし,政党について子どもたちがもめることもあるという.彼らに選挙権はないが,大人と同じ目線で政治を見て考える時間があるというのは素晴らしいことだ.

 

さて,日本の学校では,基本的に政党政治に関することを話すことはタブーになっている.それは公務員法に寄るところも大きい.だから選挙の話は,社会科で仕組みを学ぶというだけである.結果今の状態では,「国会議員には参議院と衆議院がある」「憲法改正には国民投票の3分に2が必要」などという意味が付いていない記憶が残るだけだ.

 

どんなに優秀な社会科の先生でも,選挙とは何か,政治とは何かということを学校現場で教えるのは至難の技であると僕は考えている.受験に必要なその場限りの暗記をするだけでは,政治経済について議論することも,そもそも政治経済に興味を持つこともできないのである.一体,中学高校の政治経済という教科にはなんの意味があるのだろうか.


情報を集めろ!

ここまで考えれば分かるだろう.

今の若者が政治や選挙に興味を持たないのは至極当然である.なぜなら,その興味を育てる学校という場所で,ほとんどその部分についての刺激がないのだから.

 

ドイツで最初の洗礼は,政治経済についての議論を,他の国から来た友達とできなかったことであった.これはそもそも,語学の問題ではなく,日本語でもそのテーマについて話すことができないのである.これは海外に出た時,多くの若者が感じることだと思う.

 

子どもたちには,これから生きていく日本という国がどうなっているのか,知る権利があるし,大人はそこに目を向かせるべきだ.しかし,今のシステムでは学校の先生から伝えるのは大変難しい.

 

僕もずっと,誰が政治家になろうが,自分が選挙に行かなかろうが,特に何も変わらないと思っていた.しかし,ドイツの子どもたちの関心の持ち方を見て,国と国とを比較することができるようになって,興味を持たないという選択肢はなくなった.

 

自分の住む国については情報を持っているべきだし,政治に参加するべきだと思うようになった.

 

今や,多くの中高生がスマートフォンを持っている.持っていなくてもインターネットというのは常にそばにあるものになった.ぜひ,その素晴らしい文明の利器で,情報を集めてほしい.ゲームやインスタグラムのストーリーを眺めているだけでなく,情報を集めて,自分なりに発信するようにしてほしい.

 

そしてそれは,多くの大人が子どもたちに伝えられることだし,右寄りでも左寄りでもない.僕は少し興味を持ち出しただけで,どんどん情報が入ってくるようになった.別に勉強しようとしたわけではないのに.

 

そのためには,大人がそういう姿を子どもに見せ続けることが必要だし,そういう話を子どもとどんどんしていくべきだ.

 

きっとそういう行動こそが,日本の国民の民度を上げることにつながり,国について考える子どもたちが増えることにつながる.それこそが愛国心ではないかと僕は思う.

 

ということで,とりあえず,みなさん選挙に行きましょう!!

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