ドイツで予約制ヒッチハイクを使ってみた
カーシェアリング
みなさん,カーシェアリングって知ってる?
僕が思っていたのは,一台の車をみんなでシェアしよう!
ってやつだった.
しかし今回僕がドイツで使ったものはそれと異なるもの.
今,このブログに書きたいことが,頭の中で溢れているんだけど,
とりあえずドイツのカーシェアリングについて書きたいと思う.
今回僕は今いるBaden-Württemberg州ではなく,Nordrhein-Westfalen州の学校を見せてもらうべく,電車やバスを使っていろんなところを移動しなければいけなかった.ヨーロッパを移動するのにとっても便利なのが,Flixbus.これは格安でいろんな国を移動したり,ドイツ国内を移動するのにも大変役に立つ.緑色をしていてとってもわかりやすいバスだ.時間にルーズなのが難点で,この前僕の友達が乗った時,珍しく時間通りだなと思っていたら,目的地に着く手前で,
「ガソリンを補充するので,遅れます.」
だって.こんなの日本じゃありえないね.
あとはDeutsche Bahnっていう電車もよく使う.時期的に早く取る,また朝早かったりすると,これまた割と安くとれる.時間に遅れることもよくあるけど,Flixbusほどじゃない.まあ国の鉄道だから色々と安心ではある.
さて,じゃあ今回の本題に行こう.
今回僕が使ったのはBlaBlacarというもの.いわゆるカーシェアリングである.
運転者が「ここからここまで行くけど,もし目的地が合えば乗っていく?」
的な感じ.うまく出発地と目的地が合えばとっても安くて便利.
僕は今回,Nordrhein-Westfalen州からハイデルベルクに帰ってくるのに,電車を調べたら6時間もかかって,乗り換えも3回,しかも到着が夜中の12時を過ぎる電車が30ユーロで一番安く,他のものは70ユーロとか80ユーロでちょっと手が出せない感じだった.もっと早く取っていればよかったんだけど,性格上結構すぐ目的地が変わったり予定が変わったりするから,あんまり事前にチケット取っておくことは好きじゃない(今回も変更が盛りだくさん).バスもあったけど,個人的にあんまりバスが好きではない(わがまま).そんな話を途中で泊めてくれたドイツ育ちの日本人Kanさんにしていたら,
「BlaBlacarっていうのがあるよ.」
というのが話の流れ.
料金も手軽だし,何より,知らない人と車に乗り合わせて帰ってくるって,,,
「面白そう!!」
明らかに一番の理由はこれなんだけど,とりあえず値段もお得だし,と思って予約.
待ち合わせしてから…
ネットで予約して,どこどこで何時に待ち合わせ,車はこんな感じのものだから,みたいな連絡が来て,とりあえず準備はOK.
車には優しそうなお兄さんと,学生の女の子.とりあえず3人でスタート.色々自己紹介をしながら,ドライブ開始(車はメルセデス・ベンツ,さすがドイツですな).
ドイツで何をしているの?学生?なんの仕事?など,いろんな質問が飛び交うんだけど,ドイツ人同士の話は本当に速くてついていけない.自分の専門外になると,語彙力のなさにつまずく.しかし,ドイツ語が大したできない僕に対しても,しっかり話しかけてくれるあたりは,やっぱりこっちの人たち親切だなと思う.ちなみに,その女の子は,新しい人が乗ってくると,Ballschuleについて聞いたこともなかったのにわざわざGoogleで調べて僕の紹介をしてくれた.
そんなこんなしていて,途中でもう1人大学生の女の子が乗る.彼女とはドイツの教育や日本の教育,彼女が何をしているのかなどを結構ゆっくり話すことができた.僕のドイツ語のいい練習にもなったかな.4人で1時間半くらいドライブして,最後に乗ってきた彼女が降りて,別の女の子が乗ってくる.その子が乗ってくる頃には割とドイツ語に疲れていた僕は,あんまり話さなかった.
それから割とすぐにMannheimについて,そこで僕は下車.約3時間いいドライブでした.
海外で知らない人の車に乗る
ここからは僕の勝手な意見だから,「いやいや,それはどうなの?」と思う人は放っておいてくださいね.
このシステム聞いたときは,大丈夫?危なくないの?と思いました.これは言わば予約制ヒッチハイクみたいなものだからね.
日本でも怪しいのに,海外でなんて.と思った自分もいたけど,今まで出会ったドイツに住んでいる人でそんなに悪い人に会ったことないし,ダメだったらそれまでかなと思っていた.やったことない人がそんなイメージを持っているんだなと思う.もし失敗してたら,経験が蓄積されたくらいのノリでいいんじゃないかなとも思う.
結果的に,便利さの面でも,コミュニケーションの面でも,よかったなというのが感想.やっぱりまずやってみるというのは大事かなと.
僕がまだ日本から出たことない時は,1人で海外に旅行に行くのだって不安だった.
英語は通じるのかな?迷ったらどうしよう.
でも自分でやったことないことを切り開いていけば,どんどんできることが増えて,できなかった自分のことなんて思い出せなくなる.もちろんドイツ語が少しできるようになったというのもあるけれど,「外国語を習得する」というのも,またやったことないことだったわけで.
まだまだ,挑戦できる,やってみる環境があることに感謝だなとつくづく思う今日この頃.