仕事をする目的は目の前の人を感動させること
一週間の楽しみ
タイトルがかなりカッコいい感じになっていますね...
最近テレビを見ていて感じるのは,エンタメが多いことと,ニュースで取り上げられている内容が,同じようなものばかりということかな.
ニュースに関しては,最近だと東京オリンピックのマラソンのコースが札幌に来るとかで話が盛り上がっているけど.正直関東でたくさんの人が苦しんでいるのだから,そういう現状を伝えることの方が報道としては大事ではないかな〜なんて思ったりしています.
とまあ,あまりテレビは見なくて,もっぱら最近の日課は「カジサックの部屋」というお笑い芸人のキングコング梶原雄太さんがYoutubeでやっているチャンネルを見ることとなっています.エンタメが嫌いなわけではなくて,面白いものは好きなんです.
そして,もう1つ最近の僕の楽しみは日曜9時からやっている「グランメゾン東京」.木村拓哉さん主演のミシュランで三つ星を目指すというドラマ.結構木村拓哉さん主演のドラマは毎回見入ってしまう.
今回はこのドラマを見ていて感じることを書いていこうかなと思います!
「グランメゾン東京」https://www.tbs.co.jp/grandmaisontokyo/
仕事の醍醐味は「人を感動させること」?
世の中には本当にたくさんの仕事がある.その中でも料理人の仕事はある意味シンプルで,「美味しい料理を人に提供すること」だと思う.ドラマ「グランメゾン東京」では,美味しい料理を人に提供するまでのストーリーが描かれている.
では,そのほかの仕事ではどうだろう.いや,まず「仕事」ってなんだ??
僕は立場的にまだ大学院生,つまり学生なので,「まだ働いていない」というようなことを言われることがたまにある.確かに,対価として安定した給料をもらっていない,むしろ授業料を払っている身なので,ある側面から言うと働いていない.しかし,仕事をしていないか,と聞かれると少し言い返すことができそうだ.
仕事とは,人の役にたつこと,人のためになること.もっといえば人を感動させることにあると僕は思っている.
僕は大学院生として,研究をしているわけだけど,研究というのは,社会が前進するためにあるもの.だから,国はその行為に価値を見出し,研究費というものを出すし,大学というものは存在している.だから,僕にとっては研究することが仕事だし,社会の役に立つ研究がしたいと思っている.
研究することで,今のところ対価として収入は得ていないけれど,僕はこれから研究で生活できるようにしていくつもりだ.
では,研究者は,人を感動させているのだろうか.
だいたい研究者って書くと,すごい広くなってしまうので,ここでは大学の先生として見ていこうと思う.
さらに言えば,教育学部,教員を養成する大学の先生ということで考えてみたい.
感動させるって素敵なこと
そもそも,人を感動させるとはどういうことなのか.
このブログを読んだ人が「面白い!」と言ってくれる.感動してくれているのかな?
僕が撮った写真を,「すぐに保存したよ!」と言ってくれる友達がいた.
「お店のよりずっと美味しい!」と言って僕の作ったミートソースを食べてくれた人がいた.
「あの時の試合は今でも忘れられないです!」と言って,3年前の試合の話を目を輝かせて話してくれた後輩がいた.
僕はどの瞬間も,とても幸せな気持ちになった.きっとこれらを生業にしている人たちはこんな想いなのかな.
どちらかというと,心が動いたんじゃないかなと感じて,僕が感動している感じはあるけど,それはそれでいいのかなと思う.
では,教員を養成する大学の先生にできることって何か.一体どうやって人を感動させるのか.
それは,「自分の持つ専門性をもとに話すこと」だと思う.
僕は,誰かに何かを伝えるためには専門性が不可欠だと思うんだけど,それは,本を読んだりすることで身につくものではない.自分でテーマを決めて,物事を明らかにしていく過程には,話の道筋いわばストーリーを作っていくことが大切.研究をすると過去の研究からストーリーを作る力が身につく.これが研究から得られる専門性だと僕は考えている.
研究することで身についていく専門性をもとにして,将来子どもたちの前に立つ大学生を感動させる,それは将来その大学生が先生になった時,目の前にいる子どもたちを感動させる.すると,僕から始まってたくさんの子どもたちに感動を与えることになる.
きっとこれが,僕が生涯できる「仕事」だし,「感動させること」ではないかなと思っている.
ドラマを見ていていいなと思うのは,半沢直樹も下町ロケットも,そしてグランメゾン東京も,誰かのために仕事をし,人を感動させる姿を役者さんたちが必死になって伝えていること.
これが,僕が最近一週間の楽しみにしている「グランメゾン東京」から学んだことです.
ぜひ,見てみてくださいな!