「自由とは何か」を伝えるときにはこれ!

自由ってなんだろうか.

もはや気がおかしくなったのではないかというような,哲学的の予感がするタイトル.

ただ,「自由ということが何か」を教えないといけないことって,多い気がするのは僕だけだろうか.

大人になるにつれて,そんなことを考えることなどないのだが,実は「自由」という言葉は社会という場所で生きていく上でとても重要な言葉であるように思う.

 

決して「自由」を定義づけしようというものではない.

ただ,自分の学校生活を振り返ると,「自由とはこういうものだ」ということを教えられて生きてきた気がするのだ.

 

例えば,

 

自由とは,責任が伴うものだ.

 

では,責任とはなんだ.という話になるが,子どものころは案外わかったふりをしていたのかもしれない.

 

例えば,

 

憲法の中の国民の権利の中に,「自由権」なるものが存在し,様々な自由が権利として与えられているが,その自由は大概,「公共の福祉」と一緒に説明されることが多い.

 

要するに,「好きにしていいけど,周りには迷惑をかけるな」ということだ.さらにこれは,「ルールの中でなら自由にやっていいよ」と捉えられなくもない.

 

ただ,往々にしてあるのがルール自体もはっきりしていないのに,常識がないなどと言われてしまうから,やっぱり自由なんてものはよくわからない.

 

さて,そろそろ本題に入ろうと思います.笑


サウナの世界

実は最近,サウナにハマっている.本当に最近は某ウイルスのおかげでいけなくなってしまったが,ここ1ヶ月で急激に僕の中では重要度の高いものへと昇華した.

 

サウナってあの熱いところでしょ?汗かくだけでしょ?

 

そう言いたくなる気持ち,一旦しまっておいてね.

 

これまでも温泉に行けばサウナには入っていた.あの熱い蒸し風呂に10分弱入って,上がったら水風呂.調子の良い時はもう一回サウナ.みたいなくらいだけど,サウナには入っていた.

 

ある時友達に勧められて,「サ道」という,原田泰造さん主演のサウナのドラマを見た.

そのドラマでは,これまで僕が知っていたサウナの入り方とは全く違った,サウナの形があったのだ.

 

少し紹介すると,

1.まず温泉や銭湯に行ったら,体を洗う.そして湯船に浸かる.(サウナー中では,これを体を清めると言う.)

2.体をタオルで拭き,いざサウナへ.サウナの中にいる時間は人それぞれで,体調に合わせて入る長さを決めるそうだ.

3.サウナから出たら,水風呂へ.水風呂に入る前には必ず汗を洗い流す(汗を流さないで入る人のことを「掛けず小僧」と言うらしい).水風呂には長く入りすぎない.

4.水風呂から出たら,体についた水滴を拭き取り,露店スペース(ととのいスペース)などにある椅子で休憩.

1〜4の工程を大体3セットほど行う.

そうすると,

 

「ととのう」

 

と言うディープリラックスの世界へと誘われ,とんでもなく幸せな時間が訪れるのだ.


サウナは自由だ

最初の「自由」についての話と,サウナの話の何が関係あるんだというツッコミが聞こえてきたので,少し話すことにします.

 

サウナの楽しみ方には確かに基本があって,サウナ→水風呂→休憩という流れがまさにその基本にあたる.

この流れに,簡単に根拠があって,サウナで深部まで温められた体を,水風呂で表面を冷まし,ベンチで休憩することによって,体温が上がって下がっていくのを元に戻そうとすることで,気持ちが良くなるという話だ.

これがとにかく気持ちが良い.

 

体内で血管が広がり,血がドクドク流れ,水風呂でその状態をきゅっと締めて,休憩で元に戻す.

この感覚を感じながら,最高のリラックスを得るのだ.

 

基本は今伝えたことなんだが,それぞれの施設によってサウナの温度も湿度も違っていて,水風呂の温度もととのいスペースの雰囲気も違う.

 

その場所に合わせるのもそう,体調に合わせるのもそうで,最終的に行き着くのは,「サウナは自由」であるということだ.

実際に,どの状態がととのいなのか,僕はまだピンときていないし,どういう工程を踏んだらその領域に行き着くのかイマイチわかっていない.

 

だが,最高に「気持ちがいい」というのは疑いようがないのだ.

 

その最高に気持ちの良い状態までのたどりつき方は,人ぞれぞれ自由なのだ.

しかし,サウナで大きな声で話したり,汗を流さずに水風呂に入ったりするのは,誰かのととのいへの道,つまりサ道を邪魔していることになってしまう.それは自由ではなく,身勝手だ.

 

自分の気持ちいい,みんなの最高に気持ちの良いを尊重することが,きっとサウナにおける自由なのだと僕は思う.

 

これからも自由に,サウナと向き合っていきたいから,某ウイルスの収束を心から願っている.

 

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