洗濯機格闘劇 ドイツ編
なぜ,たくえもん……?
なんだかんだ,ブログを書くことを楽しめてる,
ドイツでは,下の名前で『Takumi』と呼ばれて喜んでいる,たくえもんこと,
梅村拓未 です.
ちなみになぜ,『たくえもんブログ』かというと…
,
大学3年生のとき,
教育実習で小学校3年生に,
ドラえもんになりきって,
数は10倍したらどうなるの?
という授業でスモールライトを使い,
のび太の10点のテストを100点にしたことが由来.
ちなみにこの授業の担当の先生からの評価は
すこぶる悪かったな.
洗濯機VSたくえもん
何はともあれ,
今回は最初の1ヶ月生活したゲストハウスの
洗濯機について話そうと思うわけです.
日本の洗濯機って,そりゃ日本語で色々書いてるわけです.
ということはドイツの洗濯機はドイツ語で書かれているわけです.
僕が滞在したゲストハウスは1人部屋ではあるけど,
インターネットも使えないというなんとも不便なところでした.
ちなみに意味わかんないくらい高くて,
朝晩御飯付きだったのに,
月の中旬から食堂が休みに入り,
半月は全部自炊.
最高に不便なこのゲストハウスのトドメの一撃が,
『洗濯機』
僕の部屋は5階.
洗濯機は1階~4階までは各階についてる.
あ,細かいことだけれど,
ドイツでは,0階というのが日本の1階に当たる.
だから僕の部屋は6階ということになる.
システムとしては,
受付で,洗濯機に使うコインを買わないといけない.
3枚のコインで回せる.
そしてコインは1枚50cents(3枚で1.5€=約200円)
受付は僕の住んでいた建物からちょっと離れている.
(ここが肝心だから覚えておいてほしい)
地獄の往復
まず,ぶつかった壁は,
洗濯機の字が読めない!
だから,遠い受付まで行ってやり方を教えてくれと言いに行く.
よし,じゃあ回そう!
と思ってコインを3枚入れた.
ん?
コインカウンターが2になっている!?
このコインカウンターは
僕が1ヶ月で洗濯機を10回使ったうちの
7回はうまく起動しなかった.
起動しないから洗濯機は回せない.
だから,遠い受付まで行って人を呼んでくるしかない.
時間がないときは地獄の往復.
時間があっても地獄の往復
まだ日本なら,色々言えるがここはドイツ.
結果,色々付き合わせて,
“I’m sorry.”
とか言ってる始末.
なんで俺が謝ってる?
このゲストハウスの追討ち
そんなこんなでこのゲストハウスでの最終日.
それなりに溜まっていた洗濯物を回そうと,
コインを買い,洗濯機のところへ.
「頼みからカウンターよ,3になれ!」
最終日だからか,
僕に今までごめんねと言っているのか,
しっかり回ってくれました.
しかし,ドイツの洗濯機ってやたら時間がかかる.
なんと3時間!!
だから出かける前に入れて,帰ってきてから干すって感じ.
次の日,引越しだから,
今日の夜干せば間に合うというわけです.
さて,この日は割と遅くに帰ってきて,
洗濯機から自分の洗濯物を出そうとすると…
びっしょびしょ!?!?
時間は23時.
次の日は朝早いから,どうしようかと考えて,
とりあえず絞って,干してみた.
朝になったけど,
案の定,洗濯物は乾いてない…
仕方ないから乾燥機に入れることにした.
乾燥機も1.5€(200円くらい)
コインを1枚,2枚,3枚と入れる.
さて,乾燥機かけて,こいつらをキャリーに詰めれば,
引越しできる!!
ん?
「2!?!?」
なんどもこのカウンターと闘ったのに,
あと2時間でここから出ようとしているのに,
この洗濯機と仲良くなったと思っていたのに,
このタイミングで味方になってくれない洗濯機に,
流石に切れました.
ため息つきながら,受付へ行くも,
なんか見たことないおばちゃんがいて,
ここでなんと,英語が通じない!
「あたいはドイツ語かハンガリー語しか話せないよ」
ゲストハウスで英語通じない奴を受付におくなと言いたくなるが,
「洗濯機のマシンにコイン3枚入れたのに,
カウンターが2になってて,使えない」
なんてドイツ語では言えず,
諦めて,足りない分のコインを買いました…
さて,気持ちを切り替えて,乾燥機を回す.
待つこと1時間……
これでやっと荷造りが終わると思い,
開けてみると…
べちゃべちゃ…
ドイツに来てクレジットカードが使えなかったことより,
ドイツでレンタカーを借りる際,
勝手にアップグレードされて,
値段が倍に跳ね上がった時より,
僕はやるせない気持ちになった.
結局濡れたままの服を袋に入れ,
キャリーに積み込み,
とてもつもなく重たいキャリーを持って
僕は引越しをしたのだった.
今回のブログは久しぶりに書いた割に,
ドイツで経験したしょうもない出来事です.
しかし,こんなくだらぬことも,
1つ1つがかなり大きな経験になってしまうのが,
この海外生活です.
タイトル通り,どこでもドジっぽい記事…
最後まで読んでいただきありがとうございました.