ドイツといえば……!!
ドイツと聞いて何を思い浮かべますか?
のぶくんが言います.
「Sandhausenの試合行きませんか?」
おきまりののぶくんの誘いですが,
いつものように,
「うん,行く」
と返答.
とりあえず,どこのチームか,
よくわからないけど,
そう言う誘いは断らない
「Yes man」
を目指しています.笑笑
そして…
とうとうドイツに来て
初めてブンデスリーガを生で観戦することができた!
多くの人がドイツと聞いて連想するもの…
①ビール
うん,ドイツだからとかじゃなくて嫌い.
②ソーセージ
たぶんシャウエッセンの方がうまい
③ヨーロッパのオシャレな街並み
もう飽きてきた.
こんな感じでドイツに来てから約3ヶ月になるけど,
the ドイツ!
みたいなのにはもうそんなに魅力を感じていない.
ポジティブに言うと,
『観光客脱出』って感じかな.
でも,未だにブンデスリーガは見ていなかった.
前の記事でも書いたけど,
本当にサッカーは盛んで,
毎週末至る所で試合が行われている.
アマチュアのゲームでも結構な人が
パンとビール片手に観戦しているわけ.
ブンデスリーガ童貞卒業
さてさて,
今回見に行ったのは,
ブンデスリーガ2部に所属していて,
下から2番目を激走中の一番地元に近い,
Sandhausen(ザントハウゼン)!!
普通に日本にいたら知る機会なんてないし,
このチームのファンだなんて日本で言ったら,
ブンデスかぶれとか言われそう.
試合の相手は,Ingolstadt(インゴルシュタット)
ちなみにブンデス2部の最下位を激走中.
完全に下位同士の試合だし,
Sandhausenのホームはすごい田舎.
人なんて来るの?
と思っていたけど,1時間前でがらがら.
やっぱり田舎だと2部でも来ないのか.
これだったらJ2の方が盛り上がってるじゃん.
と思っていたのだが…
サポーター席は試合が始まる頃には
いっぱいになってた.
Sandhausenのスタジアムは,
見た目がプレハブみたいで
スタンドも少しずつ繋げながら作ったらしい.
それくらいお金には余裕なんてなくて,
でも,十分立派なスタジアムだった.
この試合の観客は5000人.
正直コンサドーレ札幌の4分の1くらいしか
人は入っていない.
でも,一人一人の熱量が違う.
僕たちはサポーター席じゃなかったけど,
それなのにおじさんたちは,
セットプレーのたびにドタドタいろんな音を鳴らす.
会場のアナウンスでは
「Auf geht’s!!!!!(Let’s go 的な)」
そして,自分たちのチームに対しての
声かけが実に暖かい.
1人テンションがとっても高くて
面白いおっさんが
近くに座っていたのだが,
何かあるたびに後ろを振り返って叫んでいる.
僕たちの考察では,
あのおっさんはきっと
昔サポーター席に座っていたけど,
今はこっちでのんびり見ているんだろう
ということになった.
9試合で勝ち点5しか取れていなかった
Sandhausenがなんと!!
4−0!!!!完勝!!!
スタジアムは大盛り上がりで,
完全に僕たちはファンになっちゃった.
僕たちのクラブ
実は,このSandhausenというチームの練習に
のぶは毎回行っている.
だから選手やコーチとは顔見知り,
練習着もパーカーもエンブレムが
入っているのを持ってる.
今では相当近くで見ているらしいし,
練習中に話しかけられることもあるらしい.
僕が今回感じたのは,
部外者が毎回練習を
近くで見ることができて,
ファンのみんなは
自転車で来れる距離に住んでいる.
そして100年もの歴史を持っている.
ブンデス2部とはいえ,決して強いチームじゃないのに,
このアットホーム感ってなに!?
そんな感想が一番だった.
今まで,スポーツクラブとか
クラブチームとか,
あんまり興味を持ったことはなかったけど,
このアットホーム感を自分の街で作りたい!!
と強く思ってしまったんですよ.
「自分たちの街のクラブ」
それは,トップチームの試合を
みんなが応援して,
子どもたちのスクールも
そのチームにあり,
みんなそのチームのアイテムを
何かしら持ってる.
「うちのクラブのユニフォーム着て登校してるぞ〜」
なんて思ったりする.
地域のお店や会社が,
お金を出し合って,
支え合う.
自分たちのスタジアムに
地域の会社の広告をガンガン貼る.
こんなに素晴らしい文化を
ドイツで見てよかった!!
だけで終わらせたくない.
もし日本で生きていくなら,
そういう環境を作る仕事がしたいなと
感じた1日になりました.